“ずぼらオーガニック”生活を始めるまでの経緯と現在

ずぼママ
ずぼママ
ずぼママ

こんにちは!今日はわたしが“ずぼらオーガニック”生活をするまでのお話を紹介させてください。
なぜあえて完璧ではない「ずぼら」を良しとし、できることだけ取り入れるというスタイルでオーガニック生活を送るのか、この記事で伝われば嬉しいです。
そして、世の中の頑張り過ぎのママたちが、周りだけでなく、もっと自分も大切にしてくれるきっかけの記事になれば嬉しいです。
あなたがHAPPYなら、あなたの家族にもそのHAPPYが伝わっていくと思います!

これまでのずぼママ

今の生活からは考えられないけれど、元々、私は甘いものが大好きで、ジャンクフードも大好きでした。
牛乳も大好きで、小学生の頃は1日1本半ひとりで飲んでいましたw(母に飲み過ぎって怒られるほど)

体育会育ちだったこともあり、女性にしては、そこそこ体力には自信がありました。結婚前は、体力があるのをいいことに、なりふり構わずに不摂生な生活をしていました。

タバコはずっと吸わなかったし、お酒は弱かったけれど。

食べたいものは、原材料なんか気にせず、食べたい時に好きなだけ食べていました

大学卒業後、新卒で大手メーカーに就職し、会社員をしていました。勤めていた会社はかなりの体育会系気質で、「気持ちさえあれば、やれるだろ、お前の根性見せてみろーっ」というノリ。

自分の仕事だけでも溢れているのに、雑務は新人にどんどん回されてきました。平日は早朝から深夜まで仕事をこなし、慢性的に睡眠不足な状態で過ごしていました。

まさにこの頃は、気力でなんとか乗り切っていた感じ。その代わりに、週末は体内時計が狂うのも気にせず、朝でも昼でも夜でも、時間関係なしに寝たいだけ寝る・・・という不健康な毎日を送っていました。

平日は、まともな食事をする時間をとれることが少なく、朝は通勤しながらゼリー飲料、昼は仕事しながらつまめるお菓子、夜はコンビニ弁当、なんてこともザラで、週末の母の手料理でなんとか栄養補給をしていた感じでした。

こんな食生活、最悪ですね(^^;)
この頃は、ただ目の前のことをこなすことしかできず、自分を大事にしていなかった時期ですね。

生活が変わる1つめのきっかけ 結婚

ところが、結婚をきっかけに、仕事をやめました。夫が地方勤務だったので、結婚と同時に退社し、専業主婦になりました。新婚当初は夫婦2人の生活だったので、洗濯や掃除などの家事も、一度整えてしまえば毎日自分の時間がなくなるほど費やすことはなく、転勤先には日中会ってくれるお友達もまだ誰もいなかったし、時間は沢山ありました。

ずぼママ心の声:この時の時間が今欲しい!!

心にも時間にもゆとりがあり、精神状態はすこぶる良かった♪( ´▽`)
できるだけバランスのよい食事を心がけて作るようになりました。

それでも、まだこの時期はオーガニックを意識した生活ではなかったし、この頃は、やりくり上手な妻になりたくて、いかにお得に安いものを買うか、ということに重点をおいていたように思います。

食材の質で気にかけていたのは、新鮮かどうか、くらいだったかな。

ただ、家族の健康を考え始める1つ目のきっかけが、結婚でした。

生活が変わる2つめのきっかけ 出産

結婚して1年ちょっと、2つ目の大きな転機が訪れました。初めての出産です。

初めて母になり、自分を中心に考えていた人生が、子どもを中心に考えるようになりました。子どもの健やかな成長を願ううちに、今までなんとなくで選んでいた、口に入れるもの、肌に触れるもの、子どもを取り巻く環境、を見直すようになりました

健康でいるために、良いものを摂ることを意識するのも大事だけれど、できるだけ悪いものを取り込みたくない・・・そう思うようにもなりました。

そして、子どもが大きくなった時に、安全に、安心して暮らせる環境を残しておきたいとも強く願うようになりました。

地球の環境がこのまま悪化していったら、海や川が汚れて、大気が汚染されて、今より住みにくい環境になってしまわないだろうか。

自分よりずっと先の未来まで生きていくであろう、我が子の将来にまで、思いを馳せるようになりました。

今のままなら、間違いなく今よりも環境は悪化してしまう。そう考え始めたら、全てに疑心暗鬼になりました。自分が普段購入していた製品の原材料が気になり始め、原材料を一字一句チェックしました


長男が生後数ヶ月で乳児湿疹からアトピーになっていった
ことも、よりストイックにオーガニックな生活を追い求めることになっていった大きな要因でした。

母になってからは、生活を気をつけていたのに、なぜ自分の子はアトピーになってしまったんだろう。

そう考え思い至った先は、妊娠前までの自分の不摂生な生活でした。自己嫌悪と長男への申し訳ない気持ちが、ストイックさに拍車をかけました。

毎回のスーパーでのお買い物は、必ず裏面の原材料表示を見て、添加物を確認して購入。初めの頃は、全然成分もよくわからないし、まるで暗号を解読している気分でした。

わからないなりに、納得して買えるものが売っていないと、焦りと不安で、どうしようもないストレスを感じました。

毎回、幼い我が子を連れて一緒にお買い物をしていたので、正直、とーってもしんどかった。

それまでは、メニューを考えて買い物メモを持参すれば、10分くらいでレジに向かい、サクッと買い物出来ていました。

それが、原材料を気にし始めて裏の成分表示をチェックしながら買い物をした途端、少なくとも30分以上掛かるようになり・・・買うものが多い日なんかは1時間掛かることに・・・

そして、こだわり始めると、オーガニックのもの、無添加のものをスーパーで買おうと思っても、なかなか全て欲しいものが揃わないということも経験しました。

自分が納得できるものを買う為に、牛乳はこのスーパーで、マヨネーズはこっちのスーパーで、と体力の限界まで動き回っていました。それでも手に入らないものは、ちょっと遠くのオーガニック製品を扱うお店まで足を運んだり、ネットで検索してわざわざ少量の為に送料を掛けて注文したりしていました。料理にもできるだけ手を掛け、作れるものはほぼ手作りをしていました。

当時はまだスマホじゃなく、いちいちパソコンを立ち上げないとネットショッピングができない状況だったし、外出先で今みたいにサクッと調べ物をしたり、とかができなかったのも大きいと思います。

日々、てんてこまいで、2本しかない手を必死に駆使し、たまに寝かしつけという名のお昼寝で体力(HP)の回復を試みながら・・・

←※あくまでイメージです

こんな風に、阿修羅の如く家事と育児をこなしていました。(苦手なりに、ね)

頑張ってるのに、全てを完璧にこなせているわけでないのが切ないのだけれど、少なくとも今よりは100倍肩に力が入った状態で毎日を過ごしていました。

頑張らなきゃ、もっと頑張らなきゃ、と自分を追い込んでいた日々

自分が決めたルールにそってできなかったことに対しては落ち込み、自分に対してのミスも許せなくなっていったように思います。

さらには、自分が生活全般にものすごく気をつけているのに、夫が子どもたちと外出をした際に、子どもが喜ぶし、子連れで入りやすいからという理由でファストフードのお店で昼ごはんを食べたなどと聞くと、頭に血が上ってしまい、夫をこれでもかというほど罵倒しました。

限界の訪れ

しかし、次男、三男と、家族が増えるたびに、家事も増え、育児もさらに大変になり、家族にとって良いと信じてこだわって続けていたオーガニックで無添加の生活でしたが、気力も体力も金銭的にも限界に陥ることになります。

常に自分が極限状態で家事をこなしていたので、自分の精神状態はよくありませんでした。

さらに、やることなすことわたしから制限され過ぎていた家族も我慢の限界でした。

基本、小さなことにはこだわらず、楽しく大らかに過ごしたい夫は、わたしが常にピリピリしているのが居心地が悪いのと、なんでもかんでもダメ出しをされるのが嫌になって、不必要にわたしに近寄らなくなりました。

 

そんな夫に、自分の頑張りを評価してくれないどころか、疎ましく思われてることが悲しくて、悔しくて、この頃は、無益な夫婦喧嘩ばかりしていたように思います。

今思うと、喧嘩というよりは、一方的にわたしが夫を責めたり、怒ったりしていたのですが。

さらに、子どもたちとの関係も悪化していきました。可愛くて、可愛くて、大切なこの子たちの為にと思って頑張っていたはずなのに、子どもたちからも、本人たちの気持ちを無視して健康な生活をすることばかりに囚われたわたしに対して、不満が出始めました

ある日、長男との親子喧嘩の時に、「ママはどうせ僕たちより健康が大事で、健康のことしか考えてないんでしょ」と言われたのは、さすがにこたえました。

いつの間にか、夫や子どもたちとの心の距離が離れてしまっていたのです。この時に、わたしは気づくことになります。

わたしが一番大事にしたかったのは家族なのに、
今のわたしは、家族のことを本当の意味で大事にできてない・・・

家族がギクシャクすることで、自分が健康を追い求めるばかり、家族の気持ちを無視して、一方的に自分が良かれと思ったことを押し付けていたということに気づきました。

健康の為に生きているのではなく、幸せである為に健康が必要なんだという当たり前のことを気づかせてくれた言葉でした。

悲しいことに、自分のやっていたことは、完全に本末転倒でした。
今この瞬間の家族の笑顔を犠牲にして、未来を憂い、健康を追い求めることが、わたしのやりたかったことじゃない、と長男の一言が、気づかせてくれました。

この家族がギスギスしていた時期は、家族が私の健康に対する想いを煙たがっていたと思います。

大切なことに気づいて始まった“ずぼらオーガニック”生活


こんな暗黒時代を経て、「家族の健康」と「家族の幸せ」の両方が大事であることに気づき、
この2つの両方を成り立たせるやり方はないだろうか、と試行錯誤でたどりついたのが、このブログのタイトルでもある”ずぼらオーガニック”生活なのです。

ずぼらオーガニックな生活とは、わたしが考えた造語ですが、今の自分の環境で、無理しすぎず、続けられる範囲で、出来るだけマシな選択をしながら暮らすことだと私は考えています。できるだけ、体にも地球にも優しく。そうすると、自然と無添加なもの、オーガニックなものを選ぶことになるのですが、ここで重要なのが「取り入れることで自分や家族が苦しくならないこと」という基準でした。この基準を満たす中で、できるだけ最高の選択肢になるものが私にとってベストな選択なんだと思います。

家族がHAPPYでいるために健康的な生活をしていたのに、家族から笑顔が消えたら意味がない。

この経験から、「究極に良いものがわかっていながら選択できない時に、何をどう選ぶのか?」がとても大事だと思っています。

これは、ある意味においては、このブログで一番お伝えしたいことかもしれません。究極のオーガニックを追求することは、地球はHAPPYかもしれません。でも、わたしが陥ったように、自分を極限状態まで追い込み、家族の笑顔を奪ってまでやることなのか?

わたし自身の体験から言うと、その答えは、NOでした。なぜなら健康で幸せに暮らすこと」が1番の目的だからです。

そんな、家族を愛する普通の主婦が、ちょっと生活を気をつけたいと思った時に選ぶもの、選ぶこと、
このブログの記事では具体的に紹介していきたいと思っています

時間的、金銭的、理由は人それぞれだと思いますが、全てを完璧にするのは難しいと思います。それぞれが、自分の許される環境の中で、ベストな選択ができるお手伝いがしたいです。

オーガニックなものも、オーガニックではないけれど理由があって選んだものも、皆さんに色々紹介できればと思います。その中で、自分に合ったものを見つけてもらえることが、このブログを書くモチベーションになります。

 

ちょっと想像してみて下さい。もし、毎日1度ずつ方向を変えて、1歩ずつ180日歩いたら。。。
その180日で向いている方向は文字通り180度変わりますよね?

たった1度の小さな変化は本人も気づかないようなささいな変化かもしれません。けれど、継続することで大きな変化に変わっていくのです。

(1年間やり続けたら、ほぼ1周しちゃってだいたい同じ方向に戻るんじゃないの?っていうツッコミはどうかご遠慮下さい!笑)

私は、この小さな選択の積み重ねが、自分や家族にとっていずれ大きな変化を生むと信じているので、“ずぼらオーガニック”生活を続けています

完璧を目指さないで、不完全でも出来る範囲でできるだけ自然なもの・無添加なものを選ぶことこそが、お金も時間も限られているわたしが、できるだけ自分や家族や地球を大切にすることにつながる方法だからです。

まだまだ、添加物まみれ、農薬まみれな世の中。自分だけが完璧を目指して暮らしていくのは、やはり気力も体力もお金も多大に必要です。

人生を健康だけに捧げるなんて、相当な覚悟と犠牲が必要ですね。
人生を楽しむことができなくなってしまいます。

わたしも一時期は目指していましたが、結局続かなかったしできませんでした。
1人1人の変化は、とても小さくて、微力でも、できることから行動しましょう!

ずぼママのように、完璧ではないけど今よりもちょっとでもマシな商品を選ぶ主婦が増えてきたら・・・
大勢の主婦が、当たり前のように添加物や農薬を気にして買う世の中になったら・・・

今のマシではない商品たちが売れなくなってきますよね?
逆に、頑張って素晴らしい商品、マシな商品を、届けてくれている企業を応援することができます。
時間はかかるかもしれないけれど、少しずつ、少しずつ、主婦が変われば世の中が変わるんじゃないか。

そんな夢を持って、このブログを書き始めました。

とはいえ、わたし自身も失敗と上書き(より良いものに出会った時に商品を変えること)の繰り返しでずぼらオーガニック生活をしています。

平凡な主婦があーでもない、こーでもない、と試行錯誤するオーガニック奮闘記だと思って、温かい目で見守っていただけたらありがたいです。

不思議なことに、肩肘張らず、家族のことを考え始めたら、“ずぼらオーガニック”生活を始めるまでは非協力的だった夫が、私の考えに賛同し、協力してくれるようになりました。

わたしだけでなく、夫も変化してきました。

「添加物まみれでも、美味しければいい」から「美味しくてなるべく添加物が入っていないもの」を食べたいという考え方に変わってきたのです。

これは、とても嬉しい変化でした。

このブログをきっかけに読者の方が1人でも“ずぼらオーガニック”生活を始めようと思ってくれたら嬉しいです。さぁ、一緒に“ずぼらオーガニック”生活(略してずぼーガニック)、始めましょう!

 

最後まで読んでいただき感謝です。最後にこのブログにたどり着いて、読んでくださった皆さんに、大きな声でこう伝えたい・・・

ずぼママ
ずぼママ

最後まで読んでくださってありがとうございます!!

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